
プリンセスさながらのドレスにうっとりする記者【拡大】
国内客だけにとどまらず、近年は「インバウンド婚」も需要を伸ばす。15年に開業した沖縄の式場施設では香港や台湾の富裕層を中心に外国人客が約12%を占め、リゾート地の式場施設が少ない東アジア各国のニーズに応えている。「受注件数は予想を上回るペースで推移。こんなにウケるとは思わなかった」と岡益充執行役員も驚きを隠せない。実際に利用した外国人客の満足度も高いようで、グループ広報室の村井美登里マネジャーは「日本独自のきめ細やかな『おもてなし』が好評」と話す。
ジリ貧業界で成長 同業倒産にも余裕の表情!?
いま、婚礼ビジネスが儲からない。ブライダル業界の市場規模(矢野経済研究所調べ)は10年に2兆7千億円、16年は2兆5千億円予測と鈍化。全国の婚姻件数(15年人口動態調査)は10年の70万件から15年は63万件と、たった5年で大幅に数字を下げた。少子化はもちろん「ジミ婚」「ナシ婚」など挙式簡略化のトレンドも業界衰退に追い打ちをかける。8日には大手のブリリアが自己破産を申請した。
そんな中、エスクリは目覚ましい成長を見せる。16年度の4-12月期決算では、連結売上高が前年同期比18.4%増の221億4千万円、営業利益が185.1%増の11億7千万円と伸びた。岡執行役員は「昨年度に出店攻勢をかけ、現在は仙台から沖縄まで全国30カ所に式場施設を展開。足りなかった人員がやっと行き届き出店戦略が功を奏した」と話す。