
東芝本社が入る浜松町ビルディング=東京都港区芝浦(斎藤浩一撮影)【拡大】
一方、三重県四日市市で東芝メモリと生産で協業するWDは、東芝の取締役会宛てに独占交渉権を求める意見書を提出した。提携時の契約で、半導体メモリー事業の外部売却にはWDの同意が必要としているとして、第三者への売却を拒否する姿勢を鮮明にする。
東芝はWDとの契約を精査した上で、東芝メモリの運営に悪影響が出ない相手への売却であれば問題はないとみていた。だが、WDが法的措置に訴えれば売却手続きは遅れ、財務改善の計画に狂いが生じる恐れもある。東芝幹部は「売却手続きを早く進めたいが、WDとの調整が先決だ」と述べた。(万福博之、井田通人)