日産の国内販売の救世主 “あり合わせ”のノートe-POWERがヒットした4つの理由 (5/6ページ)

2017.4.16 13:02

近年のこのクラスにはない広いリヤスペースを備えたインテリア
近年のこのクラスにはない広いリヤスペースを備えたインテリア【拡大】

  • 日産と三菱の合弁会社NMKVが生産する軽自動車デイズ・ルークス。兄弟車のデイズとともにここ数年の日産の国内販売を支えたモデルだ

 実際に乗ってみると、加速も減速もアクセルペダルで行える「ワンペダルドライブ」には最初戸惑う。ちょっとしたアクセルオフでグッと減速してしまい。ギクシャクする。特に滑空感が強いトヨタハイブリッドを基準に考えると、もう違う乗り物だと思うくらい減速する。しかしこれが慣れてくるとなかなか使い勝手が良い。日産の実験によれば、ブレーキへの踏み替え回数を約7割削減できるという。前走車との速度差は常にクルマがモニタリングしており、0.15Gの減速では止まりきれない場合は、ブザーと光で知らせる仕組みになっている。そのときは素直にペダルを踏み換えるというわけだ。

 こうしたワンペダルドライブは運転の楽しさに明らかにつながっており、ハンドルを切りながら回生ブレーキで前輪への荷重を高めて、アンダーステアを消すことができる。それは別にタイヤを鳴らすような運転をしなくても、曲がり角をゆっくり曲がるときでもクルマの挙動をしっかり制御できる。

 しかし、そうやってアクセルオフで前輪荷重が増える特性だと、例えば初心者が意図せずに曲がり過ぎることが起きないかと思って念入りにチェックしてみたが、不思議なことに前輪荷重による軌跡の巻き込みは極めて穏やかである。かと言って荷重を乗せなくてもあまり外にはらんでいく気配は見せない。実はこの特性e-POWERモデルでないノートでも同じなので、奇しくもこのパワートレインとシャシーの性格がマッチしていると言える。

最新世代のクルマと比べると見劣りする部分もあるが…

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