
塚田農場の弁当「星空の黒牛贅沢牛めし御膳」(税込1500円)【拡大】
また、米は冷めてもおいしい品種を追求。佐賀県白石町の日本穀物検定協会から「特A評価」を受けた「さがびより」と、日本有数の日照時間の長さや昼夜の大きな気温差によって高品質の米ができる長野県東御町八重原地域の「謙太郎米」を採用した。調理も、肉はスチームコンベンション(スチームと熱風の量を設定して調理を行う多機能加熱調理機器)を使わずに職人が1枚1枚炭火で焼き、玉子焼きも職人が手を使って焼く。
こうしたこだわりの黒牛と米を使って、ステーキ、炭火焼肉、ハンバーグ、ローストビーフなどの弁当を販売している。当初、MRから注文を取るのには苦労したが、いったん注文をもらうと弁当の評判が良く口コミで広がっていったという。
企業の会議・研修用やテレビ局向けにも展開
弁当専用工場の稼働後は生産に余裕が生まれため、新規ルート開拓に乗り出した。新たなターゲットとしたのは一般企業の会議用の弁当。研修やイベントで弁当が配られるケースが多いが、注文する人の部署が総務とは限らず、注文担当者はその都度変わる。1つの部署で頻繁に注文する機会がないのが、MR向け弁当との大きな違いだ。売れ筋の価格も1000円前後と、MR向け弁当よりずっと安い。
そこで、テレビ局向けのロケ弁にも進出。テレビ番組の場合はADがまとめて弁当を注文するので、一般企業よりもはるかに営業の的を絞りやすい。番組単位で30食、50食とまとまって注文が入る。出演者だけでなく、裏方のスタッフも数多くいるので、大口の受注となることが多い。また、日本武道館、さいたまスーパーアリーナなどで開催されるコンサート用の弁当として注文が入るケースもある。