東京ディズニーランドのパレード=千葉県浦安市(荻窪佳撮影)【拡大】
オリエンタルランド(OLC)は27日、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を合計した2018年3月期の入場者数が、前期比2%減の2950万人にとどまるとの見通しを発表した。減少は3年連続で、3000万人割れは5年ぶり。
OLCは18年3月期の入場者数のマイナス見通しについて、「前期にTDSの15周年イベントがあった反動によるもの」(横田明宜取締役)と説明する。ただ、入場者数の減少が続くのは、慢性的な混雑や昨年4月まで3年連続で入園料を値上げした影響との見方もある。同社は大型アトラクションの導入などで、混雑の解消に努める方針だ。
入場者数の減少に伴い、18年3月期の連結業績予想は売上高が前期比1.8%減の4693億円、最終利益は14.0%減の708億円と、減収減益を見通す。
一方、同日発表した17年3月期の連結決算は、売上高が2.7%増の4777億円、最終利益は11.4%増の823億円だった。入園料の値上げで、1人当たりの売上高が伸びた。