【eco最前線を聞く】「間伐材マーク」の認知度高め温暖化防止 (2/3ページ)

2017.5.1 05:00

「間伐材マーク」と認定製品を前にする全国森林組合連合会の山田圭介・系統事業部販売課長
「間伐材マーク」と認定製品を前にする全国森林組合連合会の山田圭介・系統事業部販売課長【拡大】

 --制度導入の狙いは

 「製品などへのマークの表示を通じ、広く間伐の重要性を知ってもらい、間伐材の利用拡大につなげることを狙った。特に一般消費者には、マークを表示した間伐材使用製品を選ぶことが結果的に、環境を良くすると理解してもらいたかった。従来は間伐が発展途上国の原生林皆伐のイメージと重なり、日本の森林を伐採してはいけないとする見方もあった。ただ、間伐の言葉も次第に浸透し、いまは間伐が地球温暖化防止に寄与するとの理解が深まってきている」

 --マークの使用用途は

 「使用方法としては2通りある。一つは、企業などが間伐と間伐材利用の普及・啓発を目的に作るパンフレットをはじめ、名刺などの印刷物やホームページなどに使用できる。この場合は原則無料としている。もう一つは、間伐材を使用した製品が対象で、1区分につき年間5万4000円(税込み)の使用料が必要になる。マーク使用製品として認定されるには間伐材を取り扱う市場や工場などが明確に証明されなければならず、有識者で構成する『間伐材マーク認定委員会』による審査を経る必要がある」

 ◆件数は150社・540品目

 --認定製品の現状は

 「認定件数は今年3月末時点で約150社・約540品目に達している。製品区分としては資材から生活用品、容器、文具など6つのカテゴリーがある。消費者に身近な製品としては、コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンがドリップコーヒー「セブンカフェ」で用いるホットカップなどのほか、紙製飲料缶「カートカン」も認定製品となっている。一方、普及・啓発を目的に無料でマークの使用が認められる事例は年間100件程度ある」

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