首都圏でも購入可能 ファンが支える福島のソウルドリンク「酪王カフェオレ」人気の秘密 (3/4ページ)

2017.5.7 13:08

復興の象徴「酪王カフェオレ」などを生産、出荷している酪王(おう)乳業の本社工場。入り口でカフェオレと牛乳、牛のオブジェが迎えてくれた=福島県郡山市大槻町
復興の象徴「酪王カフェオレ」などを生産、出荷している酪王(おう)乳業の本社工場。入り口でカフェオレと牛乳、牛のオブジェが迎えてくれた=福島県郡山市大槻町【拡大】

  • 酪王カフェオレをはじめ、酪王(おう)乳業の商品ラインアップ=福島県郡山市大槻町の同社本社工場
  • 復興の象徴「酪王カフェオレ」などを生産、出荷している酪王(おう)乳業の本社工場=福島県郡山市大槻町
  • 復興の象徴「酪王カフェオレ」などを生産、出荷している酪王(おう)乳業の本社工場=福島県郡山市大槻町
  • 酪王カフェオレは、コラボ商品の開発も相次いでいる。後方はコラボ商品の主力の一つ、ロングパイ
  • 非売品の「酪王カフェオレ」グッズも人気だ=同社工場

 取材相手は、同社営業部部長の南條光夫さん。もちろん、テーブルの上には冷えた酪王カフェオレ。南條さんに、会社の成り立ちなどについて聞いた後、ズバリ、「酪王カフェオレはなぜおいしいのか」と問いかけた。

 答えは明快だった。「原料に、新鮮な牛乳をふんだんに使っているからです」。成分表示には50%以上とあるが、「50%ちょっとではなく、搾りたての生乳をたっぷりと使うことでコクが生まれる」という。

 のど越しのしっかりとした飲み応えと、生クリームを口にしたようなコクの秘密は、県内で搾られた新鮮な生乳にあったのだ。

 メーカーによっては、生乳を生産地から工場まで長距離輸送したり、生乳をつかわない商品もあるのに対し、酪王カフェオレはその優位性を十分に生かしている。

 コラボ商品も登場

 酪王乳業の商品には、「酪王牛乳」「酪王カフェオレ」のほか、「いちごオレ」や、もっとコーヒーの味を楽しみたいという人のための深煎りコーヒーを使った「ハイ・カフェオレ」、「酪王カフェオレアイスクリーム」、ヨーグルト、プリン、果汁飲料がある。平成28年11月半ばには、カフェオレ発売40周年を記念し、カフェインレスの「酪王やさしいカフェオレ」をラインアップに加えた。

県外から応援、「福島酪王カフェオレ会」発足

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