
復興の象徴「酪王カフェオレ」などを生産、出荷している酪王(おう)乳業の本社工場。入り口でカフェオレと牛乳、牛のオブジェが迎えてくれた=福島県郡山市大槻町【拡大】
酪王カフェオレを飲み続けてきた世代から、「妊娠時にも飲みたい」「高齢でカフェインを飲むと夜眠れなくなる」「子供にも飲ませたい」との要望を受けて、開発したまさにやさしい商品だ。
酪王乳業のロイヤリティで、酪王カフェオレキャラメルやロングパイ、サブレやクランチといった菓子メーカーとのコラボ商品も観光客向けに登場し、人気を裏付ける。
返礼のファンの集い
23年3月の東京電力福島第1原発事故後、インターネットでネガティブな書き込みがされたのに対し、酪王カフェオレを応援する動きが県外から起こり、ファンサイト「福島酪王カフェオレ会」が発足した。
その結果、カフェオレが牽引する形で牛乳の売り上げも徐々に回復し、同社は25年、苦しい時期を支えてくれたファンへの返礼の意味を込めて、「ファンの集い」をスタートさせた。今年も、日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」で計画されている。多くのファンに支えられ、酪王カフェオレは需要拡大中だ。
(地方部 大塚昌吾)