
ユービテック「Alpha1Pro」【拡大】
同社によれば、Jimu RobotはSTEM教育(科学、数学領域の教育)にフォーカスした製品。物理学や電子工学、モーターやセンサーを用いることによりテクノロジーでの知見を高め、組み立てやソフトウエアのプログラミングが学べるほか、ブロックを自由に組み立てることで、独創性を育むのにも適しているという。
発表会では、リンクスインターナショナルの川島義之社長が登壇。ユービテックのポテンシャルを語るとともに、今回は、総代理店契約の締結を発表するものとした上で、次のように続けた。「残念ながら新製品の発表はないものの、今後はユービテックが開発する新製品を、日本でも発表していけるようにしたい。また日本の技術力とユービテックとが融合し、さまざまな製品が出てくることにも期待したい」と今後への意欲を示した。
また、続いて登壇したユービテックの海外セールスマネジャーのハリー・フー氏は、これまでの同社の歩みとともに、今後の買付計画についても言及。人工知能(AI)の「Amazon Alexa(アレクサ)」を採用したロボット「Linx(リンクス)」を開発中で、北米では7月に発売予定だと明かした。
同モデルでは、音声認識によってロボットの動きをコントロールできたり、プログラミングができたりするようになるだろうという。
◆低価格化で家庭へ
発表会後の話によれば、同社R&D部門には約400人の開発者をそろえているという。ハードウエアだけでなく、ソフトウエア、特にAIに関する開発に力を入れている。既に中国語のみに対応した「ALPHA 2」という、AI搭載のコミュニケーションロボットも発売している。そんな同社が、なぜ「アマゾン・アレクサ」を採用するのか? と質問してみた。