
「STANDBYME」の店内で使用する木札通貨。4枚で1000円分【拡大】
また、地元の著名飲食店が提供する枝豆や湯豆腐といったメニューもたくさん導入する。外国人観光客から「福岡のどこに行ったらいいですか」と聞かれた場合、メニューで紹介できるようにすることが狙いだ。
コミュニケーションが図れるような仕組みにも力を入れた。1000円で購入した4枚の木札がお酒と引き換えられるが、飲めなくなったり、要らなくなったりしたら他人に渡して有効活用を図る。また、コースターにも工夫を凝らしており、表にしておくと「話しかけても大丈夫」のサインだ。
給料日前の毎月24日は無銭飲食が可能な日として設定。お店で2時間、皿洗いを手伝えば1000円分が無料になる。
貞末真吾社長は「見知らぬ人との交流を促す環境を整備した。これによって、とくに日本の若者世代の間で、外向きの人間が増えることに期待している」と話している。