
第一三共ヘルスケアが発売したドリンク剤「スイッチリゲイン」【拡大】
ドリンク剤では「リポビタンD」を販売する大正製薬も、昨年9月に広告戦略を大幅に変更。商品の代名詞だった「ファイトー、イッパーツ!」のキャッチコピーは、若年層をより意識した「ハブ・ア・ドリーム」に変わり、2人の「熱い男」が過酷な大自然に挑むCM内容は姿を消した。
てこ入れの動きは一般薬でもみられる。大幸薬品は4月、下痢止め薬(胃腸薬)「正露丸」で新商品を投入した。1902年に大阪の薬商人が初めて発売し、同社が46年に製造販売権を取得した正露丸の新商品は66年に発売した「セイロガン糖衣」以来、実に51年ぶりだ。
新商品「正露丸クイックC」(16個入り1080円)は、液体入りのカプセルタイプで、胃の中ですぐに溶け、即効性が高いのが特徴。正露丸独自のにおいも抑えた。20代を中心とした若年層を掘り起こそうと、市場調査を行った結果をふまえた。
下痢止め薬もやはり市場は縮小傾向が続き、同社は「若い層は具合が悪いとすぐに病院へ行き、店頭で一般薬を買い求めない」と話す。同社では今回の投入で、正露丸全体の販売を再び押し上げたい考えだ。