【東芝株主総会詳報(1)】WDに「不当に売却を妨害」と非難 怒号なく静かなスタート (2/3ページ)

東芝株主総会始まる。会場に入る株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)
東芝株主総会始まる。会場に入る株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • 東芝株主総会始まる。受付で紙袋を渡され、案内を受ける株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)
  • 東芝株主総会始まる。会場に入る株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)
  • 東芝株主総会始まる。受付で案内を受ける株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)
  • 東芝は半導体子会社の売却先として日米韓連合と優先的に交渉を進めることを決めた=21日、東京都港区(福島範和撮影)
  • 東芝本社が入る浜松町ビルディング=東京都港区芝浦(斎藤浩一撮影)

 綱川社長は「株主等ステークホルダー(利害関係者)のみなさまに、度重なるご心配ご迷惑をおかけしていることを改めておわびする」と謝罪。続いて他の取締役も立ち上がり、一斉に頭を下げた。

 その後は、決算手続きの進捗(しんちょく)、16年度と17年度の業績見通し、WHの再生手続き、東芝メモリの売却、今後の東芝の姿の順で報告。決算手続きの進捗は、財務担当の平田政善専務が説明した。「WHグループが再生手続きを申し立てたことに伴い、同グループの決算・監査手続きは7月末まで時間を要する予定。そのため同グループに係る損失の計上時期などを含め、独立監査人による監査手続きが継続中。8月10日までに決算・監査手続きを完了させ、後日開催予定の臨時総会で改めてご報告する」と続けた。

 それ以降は綱川社長が自ら説明に立った。東芝が米原発事業に絡み、現地の電力会社2社に与えていた「親会社保証」の金額について、一方のサザン電力と合意に至ったこと、もう一方のスキャナ電力とも交渉中で、影響額は17年3月期決算に最大限、織り込んだことなどが説明された。

 東芝メモリ売却については、官民ファンドの産業革新機構と日本政策投資銀行、米投資ファンドのベインキャピタルなどからなる「IBD連合(日米韓連合)」を優先交渉先に決めたことが報告された。「(優先交渉先に決めたのは)東芝メモリの企業価値、雇用確保などを総合的に判断した結果」とした。28日までとしていた最終合意が遅れていることについては「(IBD連合の中で)意見調整に時間がかかっているようだが、なるべく早期の最終合意を目指す」と説明した。

WDに「不当に売却を妨害」と非難

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