
天橋立観光協会が公表した、地元の観光スポットとポケモンGOのアイテム入手場所を合わせた地図【拡大】
相乗効果
「天橋立は前から訪れてみたかったが、ポケモンが後押しになった」。先の週末に石川県から日本三景の天橋立(京都府宮津市)を訪れた男性(40)は顔をほころばせた。地元の観光協会ではポケモンGOの運営会社と連携し、周辺の観光スポットとゲームのアイテム(道具)の入手場所を合わせた地図を3月に公表。男性が旅行先を選ぶ決め手の一つになった。
天橋立観光協会は「地元の良さを伝えるきっかけになる」と歓迎する。宮城、福島、埼玉、京都の各府県の市町村でも作製が相次ぐが、こうした成功事例はまだ少ない。観光客の増加につながるかは未知数のままだ。
運営会社では今後、ゲームの内容をより充実させるとともに、米シカゴや横浜市でユーザーが集まるイベントを計画。再び盛り上がりを取り戻し、各地に相乗効果をもたらせるか、2年目の模索が始まる。
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【用語解説】ポケモンGO
米ゲーム会社ナイアンティックと、任天堂の関連会社のポケモン(東京)が共同開発したスマートフォン向けゲームアプリ。オーストラリアや米国などから配信が始まり、現在150以上の国と地域で展開されている。キャラクターの「ポケモン」を集めたり、戦わせたりして遊ぶ。スマホの位置情報を活用し、現実とコンピューターの世界を組み合わせた「拡張現実(AR)ゲーム」と呼ばれる。