日本郵便、なぜビニール傘販売? その名も「ポキッと折れるんです」 (1/3ページ)

郵便局の窓口。日本郵便では6月から全国の約4500局でビニール傘「ポキッと折れるんです」の販売を始めた
郵便局の窓口。日本郵便では6月から全国の約4500局でビニール傘「ポキッと折れるんです」の販売を始めた【拡大】

  • 全国の郵便局で販売を始めた傘「ポキッと折れるんです」

 ■ヒンジが折れて風圧に耐える

 物販のイメージが薄い日本郵便が、全国の郵便局でビニール傘「ポキッと折れるんです」の販売を始めた。「なぜ郵便局が傘?」とか、「どういう傘だろう?」という疑問もわいたが、担当者に開発や販売の経緯を聞くと、予想以上に環境に配慮した技術が使われていることが判明した。

 販売希望相次ぐ

 ちょっと“ゆるい”名前の「ポキッと折れるんです」は、6月12日から45都道府県約4500の郵便局で1080円で販売中だ。昨年12月から今年3月にかけて、日本郵便南関東支社の東京、神奈川の164郵便局で試験販売したところ、降雨や降雪が少なかったにもかかわらず2000本が完売。「なぜうちの郵便局では販売できないのか」など、販売を希望する郵便局が相次いだという。

 ポキッと折れるんですは、化粧品やせっけんなどを主に通信販売で取り扱う「長寿乃里」(横浜市西区)が中国の工場で製造している。最大の特徴は、グラスファイバー製の傘の骨にヒンジ(ちょうつがい)が備え付けられており、内側からの風圧に対して、ヒンジの部分が「ポキッと折れて」風圧に耐えるところだ。ポキッと折れたあとは折りたためば元通りになる。風速15メートル以上の風にあおられるとヒンジが折れて、風圧に耐えるという。この構造は2015年10月に特許を取得している。

処分場でも傘の形のまま埋め立てられている

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