
労働環境改革基本計画を発表する電通の山本敏博社長=27日、東京都中央区【拡大】
問題の影響は既に事業に及んでいる。経済産業省や東京都は7月中旬から1カ月間、入札参加資格を停止。業績への影響について山本社長は、現段階では「重大ではない」と説明した。
しかし、東京簡裁は電通を罰金刑とする略式命令を不相当とし、裁判を開くことを決めた。裁判を通じ、ずさんな労務管理が改めて浮き彫りになれば、一段のダメージは避けられない。
「期待に応えるため長時間労働もやむを得ないとしてきた」(山本社長)これまでの電通の企業文化を払拭し、改革を実のあるものにするのは容易ではない。