【千葉元気印企業大賞】キーパーソンインタビュー (3/5ページ)

重城敬子医師(左)
重城敬子医師(左)【拡大】

  • 津覇浩一サンレイ工機代表取締役社長

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 ■「足の外科」で医療界の頂点に挑む若きDr.

 □重城保之 医療法人社団明敬会 重城病院副院長

 「職業や履歴など脱ぎ捨てた何者でもない、信念理念を持つ自分があれば、相手と話せることが留学生活で分かった。それに比べて医者の世界は狭い」。「ファーストインプレッションで打ち解けられる性質(たち)」であるうえ、海外で“大海”を知った若き医師は、狭い世界に静止せず“動”の個性を貫いてきた。

 地域医療に尽くす両親を見て育ち、医者を目指すことに迷いはなかった。「大病院に多くの患者が集まる外科手術などに比べ、個人の力量がモノを言う」整形外科を選ぶ。“動”の行動指針のままに、多くの多発外傷患者を救ってきた。

 医大を卒業し、米ボストンに留学。人種を越えた付き合いのほか、異業種の日本人にも知己を得た。帰国後、研修医を経て28歳で臨床整形外科医として立つ。さらに、東大医学部附属病院救急部という救急医療現場へ。「いいきっかけでした。先輩医師が『東大の救急医療を俺が変える』と実践していた、内科系の患者を診る際のデータ重視の科学的救急医療を学べた」。整形外科の領域に加え、医師としての技量の裾野が広がった。

 当時、月に数日は木更津の両親の病院を手伝うことも。「ボストン在住の頃、経営コンサルタントの友人からビジネス話を聞き、一般企業と医療の世界がいかに乖離しているかを知ったことで、実家の病院経営について考え始めた」。臨床医デビューから8年間は、属する医局の方針でさまざまな病院を経験するのが倣い。いつしか30代後半、その8年がたとうとしていた。

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