暗視カメラ画像をカラー化、ナノルクスの挑戦 「死の谷」越え実用化、エイスースも出資 (3/3ページ)

ナノルクスが開発したカラー暗視技術を実装したイメージセンサーと、祖父江基史社長(右)、開発者の永宗靖取締役=茨城県つくば市
ナノルクスが開発したカラー暗視技術を実装したイメージセンサーと、祖父江基史社長(右)、開発者の永宗靖取締役=茨城県つくば市【拡大】

 エイスースから出資

 祖父江社長は「事業会社なら早く進むのでは」と考えていたところ、台湾の情報機器大手、エイスースがナノルクスに強い関心を持っていることを知る。

 今年4月、祖父江社長が訪台し、エイスースの施崇棠董事長に技術内容と今後の事業計画について説明したところ、その場で、施董事長から約1億円の出資を伝えられた。

 現在、エイスースは開発中のスマートフォンなどの新製品に組み込む要素技術として、採用を検討している。

 カラー暗視に関する市場が20年までに世界で5000億円の規模に達するとの試算もある。18年には赤外線暗視カラー技術による監視カメラを商品化し、21年には株式上場あるいは、M&A(企業の合併・買収)による事業売却を目指している。

                   ◇

【会社概要】ナノルクス

 ▽本社=茨城県つくば市千現2-1-6

 ▽設立=2010年1月

 ▽資本金=6768万円

 ▽従業員=6人

 ▽事業内容=暗視カメラなどの電子機器や電子機器システムの開発、設計、製造、販売

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