
SPIS(エスピス)の入力画面を見せる浦田梨佐さん=大阪市【拡大】
「職場のメンタル問題の多くは、上司と当事者の閉じた人間関係の中で悪化していく。まだ厳密な効果を論じる段階ではないが、うまく活用すれば、当事者が精神疾患を発症する前に予防する手段になり得るのではないか」とみる。同センター六番町メンタルクリニック(東京都千代田区)でも、職場でエスピスを利用する精神疾患患者の支援を始めたという。
ただ、継続して関わる支援者をどう確保するかや、適正な費用負担の在り方など課題はある。樋口さんは「着実に実績を積み重ねながら、より良い活用法を探る必要がある」と話している。