
新生児撮影の依頼を受け、自宅を訪問して撮影するフォトグラファーの林直幸さん【拡大】
人気の背景には、従来の写真館やスタジオ撮影などでありがちな、型にはまった構図とは異なる、よりナチュラルで個性的な家族写真を撮りたいとのニーズがある。写真共有SNS「インスタグラム」の人気が広がるにつれ、おしゃれな写真を印刷ではなくデータで欲しいと考える人が増えた。
フォトワでの依頼だけで生計を成り立たせられるほどのフォトグラファーもおり、業界に新しい働き方をもたらしている。柔らかな風合いの写真が人気のフォトグラファー、林直幸さん(32)は「仕事が安定した」と話す。林さんは以前、子供が職業体験をする施設で記念撮影を担当。勤務時間が12時間超の日が続くハードな仕事で「働く時間を短く、効率良くしたい」との思いがあったという。フリーランスとなってフォトワに登録してからは、自分のペースで働けるようになった上に、「他の人とは明らかに違うテイストの写真が受け入れられてうれしい」と話した。