三菱UFJ国際投信(東京)は4日、来年1月にスタートする積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」に関する調査結果を発表した。全体の約8割が、つみたてNISAを「知らない」と回答。つみたてNISAの対象商品となる投資信託についても約6割が「知らない」としており、認知度向上が課題といえそうだ。
調査は9月下旬、インターネットを使って20~69歳の男女1万人を対象に実施した。つみたてNISAがどのような制度か「知っている」は19.1%だったのに対し、「知らない」は80.9%と大きく上回った。また、投資信託がどのようなものか「知っている」は39.3%だったが、「知らない」は60.7%だった。
ただ、つみたてNISAを「知らない」と答えた人の中から一部を抜き出して複数回答で尋ねたところ、44%が「将来のために資産運用をしたほうがいいと思う」とし、長期の資産形成のニーズはうかがえる。
つみたてNISAは、年間の非課税投資枠は40万円だが、得られた運用益や配当金が非課税となる期間は20年間と長いのが特徴。同社では、今後も定期的につみたてNISAの認知度に関する調査を行うという。