
Bリーグの栃木-三河戦でドリブルする栃木の司令塔、田臥勇太選手=9月29日、宇都宮市体育館【拡大】
Bリーグ初年度効果の取り込みや、天皇杯優勝効果はいうまでもなく、こうした経営努力と目標達成が、千葉を「Bリーグの優等生」に押し上げた。
正直にいえば、栃木や千葉、そして観客動員1試合平均3321人の琉球ゴールデンキングスは別格である。琉球は沖縄市に新たな本拠地となるアリーナ建設が進行中、地元自治体を含む協力がさらに期待できる。
しかし、B1でも観客動員が2000人に満たない京都や、売り上げが4億円に届かない富山など経営面で苦労しているクラブは少なくない。まして、B2、B3のなかには存続の危機に直面するクラブもある。
Bリーグでは、一部クラブしか公開していない経営情報をB1、B2全36クラブに開示させる方針を固めた。財務状況の透明性担保と健全経営を促す狙いで、年内に正式決定する予定だ。さて、蓋を開けてどんな数字が出てくるだろうか。
また、東京では代々木第1、第2体育館や東京体育館などの改修のため、会場問題も浮上するなど、問題は山積する。栃木や千葉といったトップクラブが牽引(けんいん)して、いかに問題に対処、理念と普及の輪を広げていくことができるか。2年目のBリーグへの宿題である。(産経新聞特別記者 佐野慎輔)