
性能データの改竄問題などで会見する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長(中央)ら=13日午後、東京都港区(飯田英男撮影)【拡大】
いずれも性能検査の一部を実施していなかったり、検査データを書き換えるといった捏造、改竄を行ったりしていた。もっとも古い例は10年余り前の平成19年4月出荷分までさかのぼり、今回判明した納入先はのべ約500社に上る。
前日に「不正はない」と説明していた鉄鋼製品でも不正が発覚したことについて、川崎氏は「今回の自主点検の連続性の中で『ない』と申し上げた。しかし徹底的な原因分析、対策を考える上で、過去の事例を踏まえた原因、対策を講じる必要があるため、すでに完了していた鉄鋼グループ各社の4案件についても報告させていただいた」と釈明。一連の不正とは異なる“過去の事例”だとの説明に対し、報道陣から疑問の声も上がった。
新たに判明した不正の説明は17分で終わり、質疑応答に移った。主なやり取りは以下の通り。
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--だれが偽装を行ったのか
川崎会長兼社長「現在、関係者のヒアリングをしている。現時点で数十人規模だが、品質保証部に加えて製造部門の者も含まれている」
--「検査の未実施」とは具体的にどういうことか
勝川常務執行役員「製品の肉厚の検査を2カ所行うべきなのに1カ所だけ行い、もう1カ所は検査せずに数値を記載するといった例があった」
川崎氏「『データの捏造』ということになる」