集められた携帯電話や小型家電を物流拠点に送り、電池や液晶ディスプレーを外す。そして端末本体や充電器など細かく分別された後、基盤とプラスチックに解体する。基盤を溶かしたり、熱でプラスチックを油化することによって残渣(ざんさ)から金、銀、銅を回収する。
金の精錬に関しては、リサイクル率100%を目指しているという。回収するドコモは、精錬などリサイクルの過程を端末ごとに管理・把握しており、トレーサビリティー(追跡可能性)を確保しているのが特徴だ。
使用済みのスマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末は、全国に約2400あるドコモの販売店で、今年4月から回収を受け付けている。東京五輪・パラリンピックのパートナー企業を中心に法人にも回収を呼びかけており、これに応じた日本郵便は9月、全国の郵便局で使われていた携帯電話約3万台を提供した。ドコモは、他の携帯電話会社で契約されていた端末を含めて回収している。
このほか、パソコンやデジタルカメラなど、主に小型家電リサイクル法に基づく28品目については、プロジェクトに協力する1000以上の地方自治体や、日本環境衛生センターが回収している。参加自治体には東京都の町田市や西東京市、千葉県船橋市、埼玉県越谷市などがある。