イーサポートリンク ITで業者の共有インフラ構築 (2/3ページ)

イーサポートリンクの堀内信介社長
イーサポートリンクの堀内信介社長【拡大】

 ◆情報整理のムダ解消

 「これが国内唯一の生鮮青果物のサプライチェーンシステムです」

 イーサポートリンクの堀内信介社長が普及を目指す“主力商品”「イーサポートリンクシステム」は、生鮮青果物の生産から小売り・量販店までを一元的につなぐITシステムだ。このシステムで結ばれた事業者は同じ情報を共有し、「今どこに何がどれだけあるのかを把握できる」ようになる。

 実は農産品の世界では、流通の各段階、企業ごとに受発注システムが構築され、しかもそれらは個別に稼働し、それぞれは分断されている。このため、流通の段階ごとに情報整理のためのムダなコストが発生。全体が見えないことによるロスの発生も日常的だ。

 こうした中で同社は、流通大手のイオングループに各店舗と納品業者を結ぶ電子データ交換(EDI)システムを提供している。これは、農水畜産物や日用品を対象にする国内最大規模の生鮮EDIシステムでもある。

 同社はこうした事業で培った技術やノウハウを活用し、国産農産物全体をカバーできるサプライチェーンを構築しようと考えた。

 すでに365日17時間のオペレーションに対応可能な体制も構築。今後この機能を、農協や農業法人にも提供し、農業関係者の共有インフラとすることで生産者にとっても有益なプラットフォームに育てたい考えだ。