日産、4千台追加リコールへ 検査員増員が出荷再開の前提 (2/2ページ)

19日、再度発覚した無資格検査問題を説明する記者会見で、謝罪する日産自動車の西川広人社長=横浜市西区
19日、再度発覚した無資格検査問題を説明する記者会見で、謝罪する日産自動車の西川広人社長=横浜市西区【拡大】

  • 日産自動車追浜工場=20日午後、神奈川県横須賀市(共同通信社ヘリから)

 大手証券の試算では、2週間の生産停止により、販売で2万台、営業利益で100億円の減少要因になるという。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は20日のリポートで、「格付けへの影響は限定的」としながらも、「出荷再開の遅れや、ブランド毀損(きそん)による大幅な販売台数減」に懸念を示した。

 日産の完成検査員の資格者は500~600人程度で、うち工場で従事するのは約300人。SUBARU(スバル)の資格者は約250人、マツダは約600人としているが、生産規模に対して日産は少ないとの見方もある。従事者の少なさが問題の一因となった可能性は否めない。

 検査員の資格の認定基準は自動車各社が独自に定めているが、日産幹部は「他社と比べて資格を取得するまでが大変なルール。それが人手不足などで維持できなくなっていた」と明かしており、基準の見直しも課題になりそうだ。