
一般公開の初日、多くの来場者が訪れた東京モーターショー=10月28日、東京・有明の東京ビッグサイト【拡大】
筆者の勝手な意見かもしれないが、日本でもCESのようなイベントを開催してはいかがであろうか。幸いなことにCESはまだそれほど大きな展示会ではなく、日本では、従来のモーターショーとシーテックの参加企業を集めて同時開催し、モビリティとサービスがIoTを通じてどのように変わっていくのかを提案することは、新しいモーターショーのあり方のように思える。今年で63年目を迎える東京モーターショー、地盤沈下を嘆くのではなく、マンネリを打破し、新しい提案していくことが関係するマネジメントの責務のように思える。
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【プロフィル】和田憲一郎
わだ・けんいちろう 新潟大工卒。1989年三菱自動車入社。主に内装設計を担当し、2005年に新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」プロジェクトマネージャーなどを歴任。13年3月退社。その後、15年6月に日本電動化研究所を設立し、現職。著書に『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』(同文舘出版)がある。61歳。福井県出身。