現在はBMWとアウディ、そしてメルセデス・ベンツが参戦。マシン性能は桁外れで、4リッターV型8気筒のエンジンは550馬力オーバーを絞り出す。コーナリングはほとんどフォーミュラーマシンのよう。バトルは激しく、接触や大クラッシュは日常茶飯事。「喧嘩レース」と呼ばれるほどにエキサイトしているのである。
一方のSGTも、日本でもっとも人気の高いレースであり、サーキットの観客席を常に埋め尽くす。
レクサス、ホンダ、日産が膨大な予算を投じ、ワークス体制でマシンを送り込んでいる。2リッター直列4気筒ターボエンジンは600馬力オーバー。DTMと同様、コーナリング性能はF1マシンに匹敵するほど。こっちも「喧嘩レース」と呼んでも許されるだろう。
ドライバーのメンツも凄い。DTMもSGTも、多くの元F1ドライバーがドライブする。