日産・西川社長 一問一答 「事業正常化が使命、責任」

 日産自動車の西川広人社長は17日の記者会見で、無資格検査問題の原因究明と再発防止策を説明した。報道陣との主なやり取りは次の通り。

 --管理側が現場を理解せずに指示していたのでは

 「工場は上意下達の風土が強く、そうした要因は認めざるを得ない。現場の強みを生かしながら(工場担当の常務執行役員を増やすなど)管理側を立て直す」

 --「内部告発をしても聞いてもらえないのでは」という空気をどう改善する

 「風通しの悪い職場では内部通報も機能しない。現場の係長クラスから意見を聞き(品質保証課長などに)登用するといったところから手を打っていく」

 --カルロス・ゴーン会長を含めた役員の報酬カットは

 「この場では差し控えたい」

 --(数値目標で経営管理し効率化する)「ゴーン流」も原因だったのでは

 「国内生産はずっと右肩下がりだったが、近年増えた。一方、団塊世代の退職で働き手が減った。こうした事情は自動車各社同じだ。完成検査員の人数不足は事実だが、(無資格検査は)長年の習慣であり、(人手不足が)直接の原因ではない」

 --西川社長は、進退を含め経営責任をどう取るのか

 「私の責任は、あくまでこの状態からの挽回(ばんかい)。事業の正常化が使命であり、責任だと思っている」