トヨタ、ミャンマーで交通安全啓発

 トヨタ自動車は27日、ミャンマーで交通安全の啓発活動を始めると発表した。同国は2011年の民政移管後、最大都市ヤンゴンを中心に交通量が急増、事故も多発している。

 まずはヤンゴンの小学生と教員らを対象に交通安全教室を開催、教材も作成する。将来は活動を全国に広げる計画だ。社会貢献推進部の長谷川壮氏は「車両の安全性向上と交通環境整備、啓発活動の3つに取り組む」と述べた。

 トヨタが同国で昨年販売した新車は約1000台にとどまるが、日本から輸入された中古車も多い。

 ミャンマー警察によると、15年の交通事故死者数は10年の2倍超となる約5000人。既に日本を上回っている。(ヤンゴン 共同)