オフィスナビ、ネット仲介新サービス VRで室内体感、地方物件に効果 (1/2ページ)

新サービスを説明するオフィスナビの金本修幸社長=東京都千代田区
新サービスを説明するオフィスナビの金本修幸社長=東京都千代田区【拡大】

 オフィス仲介大手のオフィスナビは、仮想現実(VR)を活用した営業に本格的に乗り出した。専用サイトを開設し、手元のパソコンやスマートフォンからオフィスの状況を3次元(3D)画像によって360度にわたり確認できるサービスを提供。当面300件の情報を用意し、1年後には1000件まで増やす。VRを使う販売活動は、住居系は相次いで導入されたが、オフィスビル系はあまり進んでいない。好調な企業業績に伴いオフィス市場は活況を呈しており、顧客の利便性向上につながる新サービスによって営業攻勢をかける。

 新サービスは「VRオフィスツアー」という名称で展開する。グーグルが提供する「ストリートビュー」を室内版にしたようなサービスで、インターネット上で、オフィス内全室を歩いているように見える。

 物件の撮影は社内専門チームが、エフマイナー(東京都渋谷区)の360度VRコンテンツの制作編集クラウドソフト「3D Stylee」を活用して進めている。

 並行して提供するサービスが「VRレイアウト」。何もないオフィス空間の画像に机やソファ、キャビネットなどを配置し、CG画像で完成後のレイアウトをシミュレーションできる点が売り物だ。また、同社の支店ではゴーグルタイプのVR端末を用意しており、より現実的な空間を確認できる。

 同社は、約3万件の物件を掲載する国内最大級のオフィス検索サイトを企画・運営し、これまでに6000件を超えるオフィス仲介を行っている。仲介実績の約8割がウェブ経由だといい、金本修幸社長は「VRで想像力を高めた上で実際の物件を確認するので、決定に至るまでのプロセスを短縮できる」と話している。

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