【Sakeから観光立国】2018ミス日本酒ファイナリスト発表会

2018ミス日本酒のファイナリストたち
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 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 2018ミス日本酒(Miss SAKE)のファイナリスト発表会が10日、東京・六本木のグランドハイアット東京で開かれた。今回、各地方大会を経てファイナリストに選出された22人の中から、3月12日に京都で開かれる最終選考会で、新しいミス日本酒が誕生する。フィナリストには、タレント、キャスター、大学生から銀行員、薬剤師までさまざまだ。

 一般社団法人ミス日本酒は、2013年に設立され、ミス日本酒の選考をはじめ、さまざまな活動を通じて、日本の伝統ある文化である「日本酒」の魅力を発信するアンバサダー事業を行っている。日本酒を通じて日本の魅力を世界へ伝えることが、ミス日本酒の使命だ。

 日本酒というと、国内では酒造りの職人技などというイメージが大きく、若い世代を取り込み難い。また、生産量の3%しか輸出されていない海外では「日本酒」自体の大きな発信が求められている。その両方に対して充分に訴求し、華やかに人々を魅了しているのが、ミス日本酒事業ではないかと思う。

 その背後にある歴史、稲作文化、発酵を見守る繊細な感性、ぜいたくに名水を使える水資源を有する国土、四季が飲み方の楽しみを豊かにし“冷”から“燗”まで楽しめる工夫された和食文化など-。日本酒には、こうした多くの日本文化が詰まっていることを世界に伝えるアンバサダーとしてミス日本酒は、わかりやすく親しみやすく、そして憧れの要素も満たす存在となっている。

 一方、12年から海外市場開拓や国内産地活性化など日本酒振興が国策となったことから日本酒全体のプロモーションアイコンとしての期待も受けている。

 ミス日本酒は、日本酒の主管官庁である国税庁をはじめ外務省、農林水産省、経済産業省、環境省、観光庁、内閣府知的財産戦略本部などが後援している。来賓挨拶は、酒サムライの称号を持つ、門司健次郎元ユネスコ政府代表部大使が務めた。

 日本酒の美のアンバサダーの活躍にますます期待が高まる。

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【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のアンバサダー。日本ソムリエ協会理事、日本酒蔵ツーリズム推進協議会運営委員、昇龍道大使(中部9県のインバウンド大使)などを務める。