テレワークここまで進化 在宅勤務中はロボットが対応 「オフィスなし」も (1/2ページ)

テレワーク用分身ロボット「OriHime」(中央)を通して在宅勤務中の男性と話すNTT東日本の社員ら=東京都新宿区の同本社
テレワーク用分身ロボット「OriHime」(中央)を通して在宅勤務中の男性と話すNTT東日本の社員ら=東京都新宿区の同本社【拡大】

 出社せずに働くテレワークが“進化”している。不在中の会議は代わりにロボットが出席する企業や、オフィス自体をつくらない試みも始まった。コミュニケーション不足などの課題を補おうと、さまざまに工夫を凝らす。「通勤時間を省ける」「家族との時間を確保できる」など社員には好評で、政府が掲げる働き方改革の柱の一つでもあり、今後どう広がるか注目を集めている。

 社内の雰囲気分かる

 昨年9月、NTT東日本のオフィス。「打ち合わせ、明日入れてもいいですか」。社員が机に置かれた高さ20センチほどの小型ロボットに話し掛けると、在宅勤務中の社員の声で「大丈夫です」と返事が返ってきた。

 同社は2016年4月に“分身”ロボット「OriHime」を導入。在宅で働く社員とのコミュニケーションの手段にしている。会議に代わりに出席したり、移動するときに同僚が持ち運んだりする。

 自宅にいる社員はロボットの顔を動かして社内の様子を確認し、近くにいる人に話し掛けることができる。在宅勤務中の40代の男性社員は「社内の雰囲気が分かり、会社にいるのに近い感覚」と話した。

 全員がテレワークという会社もある。ソフトウエア開発のソニックガーデン(東京)は、パソコンに付けたカメラで社員全員の様子を画面に映し出し、バーチャルなオフィスをつくった。このため、「職場で一緒にいるような一体感がある」と倉貫義人社長は言う。

「つい働き過ぎてしまうのが難点。でも元の生活には戻れません」