手指の構造を工学的に模倣 ダブル技研と都立産技高専、ロボハンド開発

ロボットハンド「F-hand」
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 ロボットの開発、製造を手がけるダブル技研(神奈川県座間市)は、東京都立産業技術高等専門学校と共同で人の手指のような動きをするロボットハンド「F-hand」を開発した。モーターなどの部品を最小限にとどめるとともに、すべての関節が腱(けん)でつながっている人の手や指の構造を工学的に模倣し、「からくり」のような構造にした。

 手首の部分に埋め込まれたモーターだけで、5本の指が滑らかな動きをする。イチゴなどの軟らかいものから、ポテトチップスのような壊れやすいものまで、簡単につまむことができる。全長37.5センチ、重さ約700グラムと大人の手とほぼ同じ大きさで、重さ1キロ程度のものをつかんで、上げることができる。

 このロボットハンドは2016年8月に、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」プロジェクトへの採択を受けて、ダブル技研と都立産技高専が開発した。17~19日に、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれるロボットの展示会「第2回ロボデックス」に出展される。