日本生命社長に清水博氏 筒井義信氏は会長、4月1日付

記者会見を終え握手を交わす日本生命の筒井義信社長(左)と清水博次期社長=25日午後、東京都中央区
記者会見を終え握手を交わす日本生命の筒井義信社長(左)と清水博次期社長=25日午後、東京都中央区【拡大】

  • 日本生命の社長就任が決まった清水博取締役専務執行役員
  • 日本生命の社長就任が決まった清水博取締役専務執行役員(右)と筒井義信社長
  • 日本生命の社長就任が決まった清水博取締役専務執行役員

 日本生命保険は25日、筒井義信社長(63)が退き、後任に清水博取締役専務執行役員(56)を昇格させる人事を発表した。筒井氏は代表権のある会長に、岡本圀衛会長(73)は相談役に就く。いずれも4月1日付。低金利の長期化や少子高齢化といった経営課題に向け、組織の若返りを進める。

 清水氏は保険商品の設計部門などを主に手掛けてきた。商品開発部長や主計部長を歴任した。

 筒井氏は4月で在任7年を迎える。在任中は一時、第一生命保険(現第一生命ホールディングス)に最大手の座を奪われたが、三井生命保険の買収をまとめて奪還した。その後も積極的な企業買収で首位固めを図った。

 清水 博氏(しみず・ひろし)京大卒。83年日本生命。取締役常務執行役員などを経て、16年から取締役専務執行役員。徳島県出身。