クボタ、ドローンでコメ生育把握 自動運転コンバインも発売へ

クボタが発売を目指す、自動運転でコメの収穫ができるコンバイン=京都市
クボタが発売を目指す、自動運転でコメの収穫ができるコンバイン=京都市【拡大】

 クボタは25日までに、小型無人機ドローンを使って田植えから収穫までのコメの生育状況を把握するシステムを開発し、2019年に実用化すると発表した。大規模農家や高齢農家が広範囲を見回らなくても済むようにして生産コスト削減を図る。自動運転で収穫作業をしたり、食味や収量を自動測定したりできるコンバインも発売する。

 新たなシステムは、現行の生産管理支援システム「ケーサス」を刷新する形で導入する。ドローンなどからの情報はパソコンや携帯端末で確認でき、生育状況に基づき肥料の量を調整したり、食味や収量のデータを翌年の生産計画に生かしたりする。コンバインの測定センサーは麦や大豆にも対応しており、ドローンも今後、コメ以外の作物への適用を検討する。

 水田の水位をセンサーで遠隔測定・管理するシステムとも連動させ、幅広い農作業を省力化できるようにする。自動運転技術の開発も進め、コンバインでは19年の商品化を目指す。実現すれば水田内の収穫作業をほぼ全自動にできる。クボタの担当者は「将来は人工知能(AI)を使い、収量の増減要因などを分析できるようにしたい」と話した。