世界の自動車販売、中国が主戦場に モーター、制御技術…“攻略のカギ”は環境規制 (2/2ページ)

ホンダの中国合弁会社、東風本田の工場(AP)
ホンダの中国合弁会社、東風本田の工場(AP)【拡大】

 米国ではSUVのほかピックアップトラックが支持され、セダンタイプの乗用車は苦戦。競争激化による販売奨励金の積み増しなどで、収益性も悪化している。

 日産自動車や三菱自は、中国で順調に販売を伸ばしたことで、17年の仏ルノーを含めた企業連合の世界販売台数でトヨタ自動車を抜いて2位になった。世界首位の独フォルクスワーゲンは中国でもトップシェアで、「中国を制する者が世界を制する」という状況だ。

 環境規制対応が焦点

 今後は、中国政府の環境規制への対応が焦点だ。19年には自動車メーカーに対し、EVなどの新エネルギー車を一定割合製造・販売することを義務づける方針だ。ホンダの倉石氏は2日、「電動化は中国が世界を主導するので、いろんな準備をしなければならない。モーターや制御技術などの強みを生かしていく」と強調した。

 今期最終益1兆円

 ホンダは2日、18年3月期の連結業績予想を上方修正し、最終利益が従来予想より4150億円多い1兆円(前期比62.2%増)になると発表した。トランプ米政権の税制改革による法人税減税の恩恵などを受けた。最終益1兆円が実現すれば、国内事業会社ではトヨタ、ソフトバンクグループに続き3社目となる。

 ■2017年の中国での自動車販売台数

 日産  152( 12)

 ホンダ 146( 16)

 トヨタ 129(  6)

 マツダ  31(  8)

 三菱自  13( 56)

 スズキ  11(▲32)

 スバル   3(▲34)

 ※単位:万台。カッコ内は前年比増減率%、▲はマイナス