【スポーツi.】プロ野球キャンプ地の経済効果争いは? (3/3ページ)

ウオーミングアップを行う巨人ナイン=1日、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園
ウオーミングアップを行う巨人ナイン=1日、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園【拡大】

 「振興予算」で整備

 沖縄は基地問題に揺れる一方で観光に力を入れている。独特の『沖縄振興予算』なるものもある。内閣府が公表する18年度予算は約3010億円。そのうち、県が自主的に使途を選択できる沖縄振興一括交付金は約1188億円とある。主として観光振興などが使途とされているが、県に大きな経済効果をもたらすキャンプ地誘致・整備は“合格”というわけである。

 県北部に位置する金武町は、米軍キンバル訓練場跡地に新球場を11年完成させ、すぐさま楽天を誘致した。約13億円の費用は沖縄本島北部特別振興対策が適用された。室内練習場など周辺付帯施設もみるみる充実させた。生前、星野仙一球団副会長は「お願いすれば、すぐやってくれた。すごいよ」と。その早業に驚いていた。

 日本ハムは昨年から球場の老朽化を理由に名護から撤退したが、名護市は2020年の完成を目標に新球場を建設中。引き留めに予算投下した。その他の沖縄キャンプ地も、施設を充実させ総合運動公園として各球団招致を成功させている。

 沖縄VS宮崎…。老舗・宮崎もキャンプ誘致、改善に努力はしているが目下、勢いは沖縄が優勢!? 近い将来、経済効果でも“逆転”があるかもしれない。(産経新聞特別記者 清水満)