【ハザードマップ】ロゼッタホールディングス/オートデルソーレ

 ■投資トラブル発端に問題が表面化

 ▼ロゼッタホールディングス

 ロゼッタホールディングスは1月18日、東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は化粧品、健康食品、美容器具などの販売指導を手掛けるとともに、中高年向けに会員制で化粧品・健康食品・健康器具を販売する「Hana倶楽部」運営のShunka(東京)などグループ会社の経営管理も行っていた。

 ピークとなる2014年2月期の売上高は6億59万円に上っていたが、以前から債務超過に陥っていた。

 また、グループ会社のShunkaがHana倶楽部の会員から資金を集めていたが、会員への配当が滞るなどトラブルとなっていた。そうしたなか、債権者から破産を申し立てられ、今回の措置となった。

 ▼オートデルソーレ

 オートデルソーレは2017年12月20日、京都地裁から破産開始決定を受けた。

 同社は京都府で唯一のプジョー車正規代理店「プジョー京都」として事業を展開し、ピークの1991年4月期には売上高約22億6700万円を計上した。しかし、その後の景気後退と消費低迷に伴い、販売台数は伸び悩み、2013年4月期の売上高は約8億300万円まで落ち込んでいた。

 13年1月に「シトロエン京都」をオープンし、新たにシトロエン車の取り扱いを開始。プジョー車でもクリーンディーゼルエンジン車の投入やスポーツ用多目的車(SUV)ラインアップ拡充で販売台数が伸び、16年4月期の売上高は約10億7400万円まで回復した。

 しかし、借り入れ返済のためサービス工場の売却をしたが、売却に伴い約1億3500万円の固定資産売却損を計上したため赤字が約1億2600万円に拡大し、債務超過額は約2億5200万円に膨らんだ。

 その後も営業努力と財務改善を図ったが奏功せず、輸入元のプジョー・シトロエン・ジャポンとの特約販売店契約を終了。資金繰りの多忙化から資金ショートを起こし、経営の行き詰まりが表面化していた。

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【会社概要】ロゼッタホールディングス

 ▽本社=東京都中央区

 ▽設立=2009年3月

 ▽資本金=4000万円

 ▽負債額=12億1403万円(2014年2月期決算時点)

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【会社概要】オートデルソーレ

 ▽本社=京都府向日市

 ▽設立=1982年5月

 ▽資本金=7320万円

 ▽負債額=約3億7000万円

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 〈チェックポイント〉

 ロゼッタホールディングスは子会社の投資トラブルを発端に問題が表面化。債権者から破産を申し立てられた。高利配当をうたっていた子会社は配当が滞り、多くの個人投資家が被害を受けた。使い古された言葉だが「うまい話には必ず裏がある」もうけ話を安易に信用せず、だまされないための自衛が必要だ。

 オートデルソーレはフランス車の販売ディーラーとして実績を有していたが、設備投資に比べて販売台数が伸び悩んだ。車離れは年々深刻化し、高級外国車の看板だけで商売ができる時代ではなくなってきた。大小ひしめくカーディーラーは差別化が難しいだけに、生き残りをかけた過当競争に突入している。(東京商工リサーチ常務情報本部長 友田信男)