H2Aロケット打ち上げ成功 32回連続 情報収集衛星、7基体制に

情報収集衛星「光学6号機」を載せ打ち上げられるH2Aロケット38号機=27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センター
情報収集衛星「光学6号機」を載せ打ち上げられるH2Aロケット38号機=27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日午後1時34分、政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せたH2Aロケット38号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。約20分後に衛星は予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。

 H2Aの成功は2005年の7号機から32回連続。成功率は97.4%となり、日本の主力ロケットの信頼性が向上した。17年度は計5回打ち上げ、14年度と並び最多。

 情報収集衛星は、北朝鮮のミサイル発射施設の動向把握などに使われているとされ、デジタルカメラのように地上を撮影する光学衛星と、夜間の撮影に適したレーダー衛星の2種類がある。光学6号機を運用できれば計7基体制になる。特定の地点を撮影できる回数を増やすため、将来は10基にする計画だ。

 光学6号機の開発費は307億円、打ち上げ費は109億円。政府は情報収集衛星による監視体制の構築にこれまで約1兆3000億円投じている。