【私の仕事】LITALICO・田中聡大氏 子供にロボット作りの喜び

「子供たちには『そうちゃん』とあだ名で呼ばれる」と話す田中聡大氏(左)
「子供たちには『そうちゃん』とあだ名で呼ばれる」と話す田中聡大氏(左)【拡大】

 就職困難者向けの就労サービスなどを手掛けるLITALICO(りたりこ)が東京都渋谷区に開設している教室「ワンダー渋谷」の教室長。レゴブロックとパソコンなどを使ったロボット作りを子供たちに教えている。園児から高校生まで、多くの生徒たちが通う。

 授業では教科書を参考にしながら作りたいものを考えてもらうが、みんなで同じものを作ることはしない。小学生の生徒は歩行が困難な人のために階段の上り下りを補助する小さな昇降機や、口が動く恐竜を作った。「『駅で見かけた機械を作りたい』といった声には、形や仕組みをインターネットや本などで一緒に調べることから始める」

 ロボットはブロックを使って好きな形に組み立て、モーターやセンサーを取り付けてパソコンなどにつなぐ。専用ソフトを使って指示すると動く。

 思い通りに動かないときは、ロボットを一緒に見て点検する。「原因をそのまま教えずに、どの部分が、なぜ動かないのか、自分で発見してもらうための工夫をする」

 先生と生徒としてではなく、友達のようにロボット作りをサポートすることを心がける。「子供たちが失敗や挑戦を繰り返しながらも、楽しそうにものづくりをする姿を見ることが一番うれしい」と温かい視線で成長を見守っている。

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【プロフィル】田中聡大

 たなか・そうだい 筑波大大学院システム情報工学研究科修了。2015年LITALICO入社。17年4月からワンダー渋谷教室長。28歳。埼玉県出身。