旅行は日帰り、居眠り事故…兼業ライターが建設現場の惨状“告発” 「週休2日」など夢物語だ (6/6ページ)

 また、意識改革の一環として、見た目のイメージ改善を唱える声もある。

◆ヘルメット姿の女性をドラマに登場させよ?!

 「海外、それも北欧の建設作業員はカラフルな服装をしていてカッコいい。新入社員の頃を思い返していちばん嫌だったのは現場のトイレが汚いことでしたが、仮設トイレを見違えるようにきれいにして、小学生の現場見学を多く受け入れ、さらにテレビドラマの舞台にでもなれば、よい意味で全体のイメージアップ、意識改革につながっていくのではないでしょうか」(前出の若手パワーアップ小委員会メンバー)

 缶コーヒーのテレビCMなどで俳優が建設作業員に扮するものはあるが、ドラマとなると確かに記憶がない。警備員の実感としても現場で働くゼネコン社員に若い女性が増えており、ヘルメット姿の女性がヒロインになるドラマがあってもよさそうだ。

 日本の労働生産性がG7最下位であることは広く知られ、長時間労働と休日の少なさが元凶であるとよく言われる。その意味で、建設業は日本の労働環境の問題点が凝縮された、働き方改革が「待ったなし」の業界だとも言えそうだ。先進諸国が週5日でやっていることを週6日働いてどうにかこなす。それを建設業界がどう改めるのか。日本の国民性という背景も含めて、建設業界の変化の道筋には他業種の参考になることも多そうだ。(待兼音二郎/5時から作家塾(R))

 5時から作家塾(R) 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。