高精度の指紋認証センサー開発 東大院、ディー・ディー・エス

新開発の高精度な指紋センサー(提供写真)
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 東大大学院情報学環の梅崎太造特任教授と、生体認証事業のディー・ディー・エス(名古屋市)は19日、高精度の指紋認証を実現する指紋センサーを開発したと発表した。新しい認証アルゴリズム(計算手法)と組み合わせて、性能の大幅向上に成功した。

 指紋の模様だけでなく、汗孔(汗が出る穴)といった指の微細構造も解析して個人を識別する。これまでの技術ではゴムなどで作った「偽造指」を本物と誤認識する問題も指摘されていた。しかし、新開発の方式を突破できる偽造をするのは困難という。

 コスト面を含めて実用段階に入っており、世界のスマートフォンメーカーに採用を呼び掛ける。

 新技術は、指紋の読み取り面積が小さくても高精度で認識する利点がある。スマホに搭載されるセンサーは小型化が進み、性能強化が求められていた。梅崎特任教授は「汗孔はものすごくたくさんある。小さな面積でも問題なく本人認証ができる」と話している。