トヨタの新型エンジン、「世界トップレベルの出力と熱効率」を両立 燃費最大18%向上 (3/3ページ)

トヨタが投入する「ダイナミック・フォース・エンジン2・0リットル」。新型のCVTとの組み合わせで、エンジン車で燃費を18%向上する
トヨタが投入する「ダイナミック・フォース・エンジン2・0リットル」。新型のCVTとの組み合わせで、エンジン車で燃費を18%向上する【拡大】

 パワートレーンをめぐっては、HVやEVの台頭など変化が激しいため、トヨタは個々の車両開発と同じく「チーフエンジニア」という責任者を新たに置いて対応を強化した。山形氏は、「従来はいいエンジンといいトランスミッションをつくればいい車を開発できた。しかし昨今は、開発の企画の初期からトータルでバランス良くつくり上げることが商品力強化に欠かせなくなった。各国の規制強化やニーズの多様化に対応していく狙いもある」と説明する。

 トヨタは15年10月に発表した「トヨタ環境チャレンジ2050」で、50年の新車のCO2排出量を10年比で90%削減する目標を掲げた。これを達成するため、30年には新車に占めるHVなどの電動車比率を50%以上にする方針だ。エンジンを使わないEVとFCVの比率は10%以上としているが、逆に言うと30年でも90%近くの新車はエンジンを搭載している計算になる。このため、トヨタは、「実質的なCO2削減には、パワートレーン全体での燃費向上が必要だ」と強調している。(高橋寛次)

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