大手百貨店4社が2日発表した3月の既存店売上高(速報)は、全社で前年同月の実績を上回った。平年より気温が高く推移し、春物衣料などが好調だった。
大丸と松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングは4.2%増と12カ月連続で前年実績を上回った。コートやブラウスなどの売れ行きがよく、化粧品や海外の高級ブランド品も売り上げを伸ばした。広報担当者は「株価の乱高下があったが、いまのところ買い控えにはつながっていない」と説明した。
高島屋は2.7%増だった。スーツやジャケットなどの春物に加え、通常はゴールデンウイーク以降に本格化するサングラスや帽子にも動きがあった。
そごう・西武は化粧品や高額品、花見需要のあった総菜が好調で、2.2%増だった。三越伊勢丹ホールディングスは1.1%増。後半に春物衣料が伸びたほか、3月21日に閉店した伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)のセールやイベントが貢献した。