不祥事企業、新人に再建託す 各地で入社式、不安な胸中に配慮する発言も (2/2ページ)

入社式で挨拶する東芝の車谷暢昭会長兼最高経営責任者=2日午前、東京都港区の東芝本社
入社式で挨拶する東芝の車谷暢昭会長兼最高経営責任者=2日午前、東京都港区の東芝本社【拡大】

 また、昨年12月、新幹線のぞみの台車に破断寸前の亀裂がみつかったJR西日本では、来島達夫社長が「改めて新幹線を含む安全マネジメントの強化に取り組んでいる」と述べた。台車を製造した川崎重工業の金花芳則社長は「社員一人一人が製品の安全性の重要さを再認識し、モノづくりを行っていくことが重要」と訴えた。

 一方、不祥事企業への入社で不安な胸中の新入社員に配慮する発言も相次いだ。不正融資が発覚した商工中金の関根正裕社長は「皆さんだけでなくご家族の方々にも精神的な負担をおかけし、率直におわび申し上げる」と謝罪した。

 リニア中央新幹線の建設工事をめぐる談合事件で、独占禁止法違反の罪で法人として起訴された清水建設の井上和幸社長は、高い倫理観の浸透を強調した上で「皆さんには萎縮することなく、正々堂々と前向きな気持ちで社会人としての第一歩を踏み出してほしい」と語りかけた。