大谷翔平効果絶大! 日本企業も“ショータイム” (1/2ページ)

ジャイアンツ戦で、エンゼルス・大谷が「4番・指名打者」で出場することを示すボード=アナハイム(共同)
ジャイアンツ戦で、エンゼルス・大谷が「4番・指名打者」で出場することを示すボード=アナハイム(共同)【拡大】

  • 大谷選手が使用するグラブ(アシックスジャパン提供)
  • 大谷選手が使用するスパイクシューズ(アシックスジャパン提供)

 米大リーグ、エンゼルスに所属する大谷翔平選手(23)の活躍に日本企業がわいている。22日には初めて「4番・指名打者」でフル出場。広告塔に起用した企業は商品販売で効果を上げ、旅行会社は試合観戦ツアーで商機をつかもうとしている。球場に看板広告を出した企業の知名度向上も期待され、ベーブ・ルース以来となる本格的な「二刀流」選手の経済効果は膨らむ一方だ。

 「シーズンに入ってからの活躍で、反響の大きさを改めて実感している」。そう話すのは、デサントのマーケティング部に所属する野球用品の企画担当者だ。同社は大谷選手の意見を取り入れて商品化した、着心地に余裕のあるアンダーシャツ(3240~3888円)を1月から販売。大リーグが開幕した3月は売り上げ(出荷ベース)が前月比で22%増加し、4月も好調な販売を続けている。トレーニングウエアも提供しており、今後の活躍でさらなる販売上積みを狙う。

 昨年3月から高機能マットレス「AiR(エアー)」の広告に起用してきた西川産業(東京)は、開幕後の国内販売が前年比2桁増で推移。近く新CMも公開する。船井電機は2月にエンゼルスと契約し、球場に広告を出したり、記者会見場でロゴを使ったりする権利を取得。北米の売上高は日本の約3倍あり、「日米両方でブランド確立と認知度アップを」と意気込む。

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