ファミマが登用対象拡大 加盟店からも地域限定社員

ファミリーマートの入社式で抱負を語る榎英絵さん(右)=7日午後、東京都豊島区
ファミリーマートの入社式で抱負を語る榎英絵さん(右)=7日午後、東京都豊島区【拡大】

 ファミリーマートは8日までに、フランチャイズ加盟店でアルバイトとして働いていた女性2人を、転勤のない地域限定社員に採用した。能力の高い働き手を囲い込むためで、登用対象を直営店から広げた。コンビニ各社は不足する人材の確保に知恵を絞っており、待遇改善や採用活動の強化が今後も続きそうだ。

 同社は優秀な店員を正社員に迎え、店舗の指導、教育担当にする制度を昨年スタート。これまでの採用者は直営店の従業員にとどまっていた。

 初の加盟店出身となった2人は今月1日付で採用され、このうち茨城県を中心に働く榎英絵さん(34)は7日に開かれた入社式で「(職場は)コミュニケーションが大事。たくさんの人との橋渡し役になりたい」と抱負を語った。

 地域限定社員はアルバイト時代の地域や居住地を中心に、勤務地を希望できる。登用制度は現在関東だけの取り組みだが、全国に広げる方針だ。

 コンビニ業界では最大手のセブン-イレブン・ジャパンが昨年秋、働きやすさを高めようと東京都と広島市の店舗2階に認可外保育施設を開いた。社員や加盟店従業員に加え、地域住民も利用できる。好評だといい、今後増やす予定だ。

 一方、ローソンはベトナムと韓国の計4カ所に、接客用語を教える研修施設を設けた。日本への留学時にアルバイト先の候補に加えてもらう狙いがあるという。