「一枚岩となって戦略加速、『ワン・タケダ』に」 武田、ウェバー社長会見 (2/3ページ)

シャイアー買収を発表し、会見する武田薬品のクリストフ・ウェバー社長=9日午後、東京都中央区(萩原悠久人撮影)
シャイアー買収を発表し、会見する武田薬品のクリストフ・ウェバー社長=9日午後、東京都中央区(萩原悠久人撮影)【拡大】

 --世界9位のメガファーマに躍進するが、規模拡大の意味は

 「ランキングは重要ではないし、経営の目標でもない。目指すのは競争力の強化だ。ただ、より革新的な薬を出すためには質の高いマネジメントが必要で、そのためにはサイズ・スケールも必要となる」

 --合併の際には企業理念の共有が重要だ

 「一体になれずに失敗するM&Aは多いが、『患者にフォーカスする』という武田の文化とシャイアーの価値観は共通している。また、武田のオペレーションはグローバル化しており、完全統合には自信を持っている」

 --新興国市場の開拓が武田の課題だが、今回の買収はそれに寄与するのか。または当面、先進国に注力するのか

 「新興国に注力していく。世界人口70億人のうち60億人が新興国に暮らしている。2社が統合すれば強みが生まれる。競争力を高めて新興国でも闘っていく」

 --人材流出をどう防ぐのか。ここ10年ほどの間に、生え抜きの研究幹部が大勢去った。シャイアーの優秀な研究者も同様の道をたどらないか

 「われわれの人事政策は成功しており、その意見には賛同できない。グループ従業員のモチベーションは各国で高い。グループの変革の必要性も従業員に理解されている。当社の人事は柔軟性が高く、シャイアーの従業員にとっても魅力的だろう」

タケダイズムとは何か