この影響でパナソニックは2月に、電池関連の営業損益が約240億円下振れし、当初見込んだ黒字を確保できなくなったと公表し、30年3月期は二次電池で18億円の赤字になった。
津賀一宏社長は同日、東京都内で開いた決算記者会見で、テスラのモデル3について「量産の立ち上げにてこずっているが、確実に生産台数が上がってくる」との認識を示し、関連売上高の拡大が見込めると強調した。車載用電池は、21年に買収した三洋電機の技術や設備も生かしてパナソニックが世界トップシェアを誇り、今後の経営の要諦をなす事業だ。テスラをリスクでなく、飛躍のステップにできるかが焦点となる。
(今井裕治)