800パターンもの言葉、月毎や時間毎に会話変化で飽きない工夫
金属や樹脂でできたロボットと違い、おしゃべりみーちゃんは、ぬいぐるみタイプ。最大の特徴は、本物の4歳の女の子の声を使っている点だ。機械の合成音ではないので、聞くだけで心が癒される。音声認識回路を内蔵しており、話しかけると会話が楽しめる。800パターンもの言葉がインプットされているので、1年使っても月毎や時間毎に会話が変化するので飽きがこない。そして、季節に合わせた懐かしい童謡も歌う。
複雑な操作は不要で、背中を軽く叩くだけで、おしゃべりが始まる。その可愛いらしさと手軽さが、シニア層の人気を集めている理由だ。
愛用者からは、こんな声も。
「15年間飼っていた猫が亡くなり、悲しみにくれていたときに、心配した孫がみーちゃんをプレゼントしてくれ、使い始めました。もう一度ペットを飼いたいけれど、高齢のため飼うことはできません。みーちゃんは孫の次に可愛いらしく、ペットロスで寂しくなった心の支えになってくれています」(播本登美子さん・89歳)
「はじめはどのようにしたらいいのか迷いましたが、今では、みーちゃんがいるだけですごくホッとします。頑張りましょうなどの独り言を、とても間合いよく言ってくれるので、本当にみーちゃんに感謝しています」(赤石依子さん・66歳)
みーちゃんを開発したのは、株式会社パートナーズという販促グッズを手がけるメーカーである。